採用担当は、
留学・ワーホリ帰国者の
どこを見ている?
面接で確かめられる3つの点と、答えの組み立て方
要点
- 採用担当がいちばん確かめたいのは、入社したあと長く働いてくれるかどうかです。
- 面接での確かめは、長く働けるか、仕事内容と合っているか、英語の前に仕事の力が見えるか、の3つに分かれます。
- 3つとも、渡航前の仕事から帰国後に選ぶ仕事までを、1本の筋で話すと答えられます。
この記事は、帰国前後で面接の準備を始めた方向けです。
リプナビの面談でお伝えしていることを、人材サービス会社の中途採用状況調査の数字とあわせてまとめています。
採用担当がいちばん確かめたいことは?
入社したあと、長く働いてくれるかどうかです。人材サービス会社の中途採用状況調査(2025年版)では、懸念を持ったまま採用し、やはり辞めてしまった経験のある企業は4割近くあります。その要因の上位3つは、どれも本人と職場の組み合わせでした。
| 人材サービス会社の中途採用状況調査(2025年版・2024年実績) | 割合 |
|---|---|
| 「やっぱり離職」をこれまでに経験した企業 | 39.6% |
| 要因 仕事内容のミスマッチ | 24.5% |
| 要因 社風・仕事文化とのミスマッチ | 18.7% |
| 要因 上司との相性が合わなかった | 18.4% |
- 「やっぱり離職」は、懸念を持ちながら採用し、やはり辞めてしまったことを指す調査の言葉です。要因の割合は、経験した企業の回答の中の割合です。
- 帰国者の場合、この確かめは日本で長く働くつもりがあるかに向かいます。面談では、「最終的に日本に定着する意思があるのか」は人事がよく確かめるところだとお伝えしています。
- 次の節からは、リプナビの面談でのやり取りをもとにしています。
面接では、何を確かめられる?
確かめられるのは3つです。それぞれに採用担当の懸念があり、答えの組み立て方も決まっています。
| 見られる点 | 採用担当の懸念 | 答えの組み立て方 |
|---|---|---|
| 長く働けるか | また海外へ行き、短い期間で辞めないか | 日本で働くと自分で決めた理由 → その選択に迷いがないこと → 次の会社で長く活躍したいこと |
| 仕事内容と合っているか | 短い職歴から、続けられない人ではないか | 合わないと分かったこと → 自分で選び直したこと → 選び直した先で働き続けてきたこと |
| 英語の前に仕事の力が見えるか | 英語や海外への思いが強すぎないか | これまでの経験で貢献できること → そのうえで英語でできること |
それぞれ、どう答える?
3つとも、海外での話だけでは答えきれません。渡航前の仕事、海外で過ごした時間、帰国後に選ぶ仕事を、経験の順につなげて話します。
長く働けるか|日本で働くと決めた理由から話す
- 海外への思いより先に、帰国して日本で働くと決めた理由を話します。
- 海外に残る道もあった方は、それでも帰ることを自分で選んだと話すと、また海外へ行くのではという懸念に正面から答えられます。
- 最後は、次の会社で長く活躍したい、と結びます。
就労ビザの話も出ていた方とは、面談で、その選択に後悔はないと言える話し方を一緒に組みました。
海外にいた期間の説明は、「ワーホリ・留学の空白期間は、面接でどう説明する?」にまとめています。
仕事内容と合っているか|短い職歴は、選び直した筋で話す
- 辞めた理由が仕事との組み合わせにあっても、話し方によっては続けられない人に見えます。
- 合わないと分かった、自分で選び直した、選び直した先で働き続けてきた。この順で話すと、仕事を選ぶ軸がある話になります。
面談では、1社目の短期離職だけで受け付けない企業も実際にあるとお伝えし、退職の理由の言い方を一緒に組み直しています。
前職と、帰国後に希望する職種の組み合わせは、リプナビの帰国者キャリア調査にまとめています。
業種や職種を変えるときの考え方は、「帰国後は、まったく別の仕事に挑戦したい。これまでの経験はどう生かす?」にまとめています。
英語の前に仕事の力が見えるか|経験を先に、英語をあとに
- まず、これまでの経験で何に貢献できるかを話します。
- そのうえで、英語でできることを添えます。
- 例:開発の経験で御社の開発事業に貢献できる。そのうえで英語のコミュニケーションもできるので、技術者として営業に同行することもできる。
面談では、英語の価値を認めたうえで「専門性の上にオプションプランとして英語も喋れてほしい」という順序が大切だとお伝えしています。
英語のスコアを企業がどう扱っているかは、「英語は仕事でどこまで求められる? TOEICは要件か、参考か」にまとめています。
3つの答えを1行ずつ書き出す
上の答え方を1行ずつに縮めました。〈 〉の中を、ご自身の言葉で埋めてください。
- 長く働けるか|〈帰国して日本で働くと決めた理由〉。だから〈次の会社で長く活躍したい〉
- 仕事内容|〈前の仕事で合わなかったこと、合っていたこと〉から、〈この仕事を選んだ理由〉
- 英語|〈前の仕事や海外で積んだ経験〉で貢献できる。そのうえで〈英語でできること〉
帰国までの月ごとの流れと、時期ごとに読む記事は、「帰国前の転職準備は、いつ何をする? ワーホリ・留学中の月ごとの段取り」にまとめています。
よくある質問
海外に残る道もありました。帰国したことは、面接でどう話せばいいですか?
日本で働くことを自分で選んだ理由として話します。面談では、採用担当が気にするのは、また海外へ行き、短い期間で辞めないかで、日本に定着する意思は人事がよく確かめるところだとお伝えしています。帰ると決めた理由を海外への思いより先に話し、次の会社で長く活躍したいと結べるよう、言葉にしておきます。
短期離職が1回あると、受け付けてもらえない企業はありますか?
あります。面談では、1社目の短期離職だけで応募を受け付けない企業も実際にあるとお伝えしています。そのうえで大切なのは、退職の理由の言語化です。前職の退職理由を聞かれた際、実際の仕事内容と自身のスキルセットや価値観との相違に原因があったのであれば、より良い未来のために自分で選び直したと、将来に向けた目標や段取りを加えて、ストーリーとして話せるように準備しましょう。
英語が得意なことは、面接でどう伝えればいいですか?
これまでの経験で貢献できることを先に話し、英語はそのうえで添えます。面談では、採用担当は英語や海外への思いが強すぎないかも見ているため、専門性の上に英語を重ねる順序が大切だとお伝えしています。前の仕事や海外で積んだ経験で何に貢献できるかを1行にし、そのあとに英語でできることを並べておきます。
出典・監修
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- 運営するワンランク株式会社は、厚生労働大臣の許可を受けた有料職業紹介事業者(許可番号 13-ユ-317133)です。『国外にわたる職業紹介』の届出が東京労働局で受理されており、ワーキングホリデーや留学などで海外に一時滞在している日本人求職者に、帰国後の日本国内での就職に向けて、滞在中から求人の紹介・応募の支援・オンラインでの選考の調整を行っています。
- 出典:株式会社マイナビ「中途採用状況調査2025年版(2024年実績)」2025年3月26日公開。調査期間 2024年12月16〜19日。従業員3名以上の企業の人事担当者1,500名が回答した民間の調査。要因の割合は、「やっぱり離職」をこれまでに経験した企業の回答の中の割合です
- 面談の事例:LeaP Navi のキャリア相談3件(2026年7月・10月)。ご本人が特定されないよう、細部は伏せています
- 記事の作り方と確かめ方は、編集方針にまとめています。
- この記事の監修(全文):LeaP Navi キャリアアドバイザー Masato Takanashi(留学カウンセラーとキャリアカウンセラーを、それぞれ5年以上経験)
- 更新日:2026-10-30
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